例題(腕試し謎解きクイズ)解答編
お待たせしました!例題の解答です。
Q1 閃き★★★☆☆ 知識★☆☆☆☆ SSH★★☆☆☆
f=4 s=4 z=1 o=1
ten=?
(ヒント1:人の指より大きな数なんて、数える意味があるのかな?)
(ヒント2:答えは3桁の数字)
解答:632
解説:「人の指」は何本ありますか?5本?10本? いいえ、両手足合わせて20本です。つまり、20までの数を、英語で数えていけばいいのです。
zero,one,two,three,four,five,six,seven,eight,nine,ten,eleven,twelve,thirteen,fourteen,fifteen,sixteen,seventeen,eighteen,nineteen,twenty
この頭文字をとっていくと
z,o,t,t,f,f,s,s,e,n,t,e,t,t,f,f,s,s,e,n,t となります。もうお分かりですね。この数字は、0から20までの数字を英語に直したときに、頭文字として登場する回数を表していたのです。
tが6回、eが3回、nが2回ですから、答えは632となります。
Q2 閃き★★★☆☆ 知識★★☆☆☆ SSH★☆☆☆☆
七色の光が差す
名前のない鳥たちが
呪縛から解き放たれ
動き出す春の足音
午前六時のしらべが
仮初の暗闇を
蹴飛ばすように切り裂く
留守電のままの彼女が
二階から飛び降りるその前に
(ヒント:答えは3桁の数字)
解答:150
解説:出てくる数字を並べて762、なんて安易な答えではありませんよ。青丹祭当日に貼り出していたヒントには「一を聞いて十を知るって、こういうことよね」と書かれていました。これはつまり、「『一』文字目を見ればすべての答え(つまり、『十』)がわかる」という意味でした。よって、各行の一文字目の読み(『聞いて』ですから、重要なのは漢字ではなくその読みです)を並べていくと「な な じゅ う ご か け る に」となります。「七十五掛ける二」つまり「75×2」で、答えは150です。
Q3 閃き★★★☆☆ 知識★★★☆☆ SSH★★★★☆
男の子=5839
コップ=2915
石炭=6813
唇=?
(ヒント:答えは3桁の数字)
解答:315
解説:これは少し知識がないと解けない問題でしたが、本サイトの常識クイズでホウ素の原子番号を問題にしていたことがヒントとなっていました。つまり、各式の左側の言葉を英訳して「boy」「cup」「coal」、これをそれぞれ「B O Y」「Cu P」「C O Al」と分解して、「B」ならホウ素の原子番号で5、「O」は酸素で8、「Y」はイットリウムで39、というように変換できますから、これをつなげて「5839」となります。よって「唇」は「lip」で「Li P」となりますから、リチウムとリンの原子番号をそれぞれ考えて、答えは315となります。
Q4 閃き★★☆☆☆ 知識★★★★☆ SSH★★★★☆
か→お→し→?→せ→ぺ→さ→じ→は
解答:で
解説:これは知識偏重型の少し難しい問題でした。生物や地学のマニアの方なら、簡単にわかった方もいたかもしれません。当日のヒントでは「私たちが生まれるずっと前のお話」とありました。例えば「じ→や→こ→あ→な→?→か→な→む→せ…」なら、「縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→南北朝→室町→戦国」で、答えが「へ」というのは比較的簡単にわかるでしょう。しかしこれはSSHの問題です。理系で「時代」といえば、「地質時代」これは地質時代の流れを表していたのです。地質時代は「カンブリア紀→オルドビス紀→シルル紀→デボン紀→石炭紀→ペルム紀→三畳紀→ジュラ紀→白亜紀…」と続きますから、答えはデボン紀の頭文字で「で」となります。
Q5 閃き★★★☆☆ 知識★★★★☆ SSH★★★★★
74→2.718...→インダクタンス→6→8→質量→電子→時間→8→34→53→73→7→16→人工知能
さて、どういう意味でしょう?
解答:Welcome to 青丹祭
解説:基本、数字は原子番号を表しています。「74」=タングステン「W」、「6」=炭素「C」というような変換ができます。また、「2.718…」というのは数学上有名な定数でネイピア数といい、記号「e」で表すので、「e」に置き換えます。また、「人工知能」は皆さんご存知の通り「AI」ですので、そのように置き換えます。また、物理でよく出てくる記号として、「インダクタンス(コイルで、電圧と電流の時間微分値との比例関係を表す際の比例定数)」「質量」「時間」はよく、「L」「m」「t」で表すので、それぞれそのように置き換えます。また、「電子」は化学式における半反応式での電子や、物理における電子一個当たりの電気量はよく「e」で表現するので、そのように置き換えます。それらをつなげて「Welcome to seitansai」つまり、「Welcome to 青丹祭」が答えとなります。
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